2008年09月25日
続・私は認めたくない女(1)
N氏はひさしぶりにA出版社へ出かけた。
「おえ~す」
「あ、ナポリさん、久しぶり~!」
「よ~、A子ちゃん、久しぶり~!」
彼女は、前に書いた『私は認めたくない女』の
主人公、A子ちゃんである。
「元気そうだね」
「元気よ~だってさ、私、最近ちょっと
はまってるのがあるんだもん!」
「お、なになに?」
「う~ん」
身をよじって恥ずかしそうにする、推定30歳女性。
「なんだよ、じれったいなあ」
「だって、こういうこと言うと、
絶対、おばさんっぽいとか言われちゃうからさあ!」
「なによ、それ? なんか健康に関すること?」
「違うの。韓国のテレビドラマ!」
「うえっ! それはおばさんっぽい……」
とっさに、あのテのものを想像して、声をあげるN氏。
早くもそれを察知するA子ちゃん。
「違うの、違うの! 歴史ものなのよ!
むこうの戦国時代っていうの? ああいうのでさ、
朱蒙〔チュモン〕っていうのよ! それがさあ、
30何巻まであるのよ! それを全部観てるのよ!」
「えーっ?!」
「私だって認めたくないのよ、でもさ、
認めたくないんだけど、ちょっと前に人に勧められたの!
『朱蒙〔チュモン〕いいよ、絶対に観なよ!』って! でもさ、
韓国ドラマっていったら、冬のソナタみたいなのを想像するし、
『そうじゃない』っていうからさ、しょうがないなあ、
これもおつきあいかなあ~なんて、おばさんしかいない
TUTAYAの韓流コーナーにいったのよ!」
~ To be continued
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投稿者 Napori Takao : 07:00