2008年08月25日

ある演奏会(3)

 ご主人の話は続く。
「教祖様が出てくるまえに、お付きの人から
 こんなことをいわれたんですって。
 『これからあなた(音楽家)に、
 ありがたいエネルギーを教祖様が送ってくださいます。
 つきましては、それを受ける用意として、
 その場に正坐して、ひれ伏してください』ってね」

「まあ、ここまできたら音楽家の人だって、
 演奏しなきゃならないし、しょうがないよね、
 いわれたとおりにするわなあ。そこへ教祖様の登場だ!
 顔をあげて教祖様をよく見ると、そりゃびっくり!
 親指以外の指全部にこ~んなに大きな宝石をはめてたんですって!」

 ご主人は右手の親指と人差し指で丸を作ってみせる。
 教祖様は手の重さで腱鞘炎など起こさないのだろうか。
 それとも、腱鞘炎になってもご自分のパワーで
 またたく間に治療してしまうのか。

「でね、『これから教祖様のパワーをいただいてください』
 ってわけで、その人はひれ伏したままで、そのパワーってのを
 受けたわけよ。えいっ、う~! とかなんとか、
 やったのかしらないけど、 そうしたら、
 カメラかまえた広報みたいな人が横からササッと出てきて、
 カシャカシャカシャ! カシャカシャカシャ!
 写真を撮りまくられちゃったんだな、これが。
 まあ、こうなりゃしかたないから、撮られるままになるわな」

「それから演奏会がはじまって、音楽家はいつものように
 見事な演奏を聴衆に聴かせて、その日は終わったらしい。
 ところが、問題はそれから1週間後だ!」
 あ~とここでお時間いっぱい!
 明日で完結します。お楽しみに!

                 ~ To be continued
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投稿者 Napori Takao : 07:00 | コメント (0)

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