2008年07月18日
マックのあっし(1)
マックはうるさいのでN氏はめったにいかないが、たまに入ることもある。
だが、この日、カウンターがあいていないので、しかたなく、
あいていたボックス席にむかった。
すると、となりには、やかましい20歳くらいの3人組。
あとでわかったのだが、専門学校の学生らしい。
ひとつむこうの席の周辺では、4つの席では足りない
団体の女子高生が3人組をチラチラ見ている。
あんたたち、いつまですわってんのよ、
あんたたちがいなくなれば、ここにみんなですわれるのよ!
だが、3人組はさっきから大声で話に熱中して
彼女たちの希望はかないそうにない。
A子が大声で訴える。
A子「あっし(あたし)さあー、チョード近眼なの! この前さ、
ブルーのカラーコンタクト入れてみたら、みんなに
似合うよ! 似合うよ! っていわれたんだけど、
どんなに鏡に近づいても、あっし、自分でわかんないの!
ハハハ! 意味ねーじゃん! ハハハ!」
あっし、あっしって、お前はうっかり八兵衛か。
A子の話には脈絡がない。
A子「あのさー、あっしのクラスにさ、すんごいカッコいい
男の子いるの! 性格おもしろいし、全然カッコつけてないの!」
B子が話に乗っかる。
B子「いいじゃん、いいじゃん!」
A子「だけど、名前が『しんたろう』だよ。ダメじゃん!」
B子「あ~ちょっとねえ~それじゃダメじゃん!」
だが、C子は明らかにそんなの関係ないのに、という顔だ。
そうだ、そうだ、キミがいちばんまともだ。
そんなこといってるA子の名前だって、ほかとたいして違わないくせに。
まあ、A子の心理としては、『しんたろう』が好きなのだが、
素直にいえないとか、もし彼とつきあえたときに、友人に「彼氏の名前は?」
と聞かれたときの予防線を張っているとも考えられる。
~ To be continued
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