2008年07月11日

赤坂の女たち(5)

 それに対しておばさんが、またなにかいおうとするのだが、
 ギャラリーからすれば、おばさんがジャマしているようにみえる。
 時間がもったいないじゃないか。あ、これは店の作戦?! 
 いっぱい話しかけて気をそらしてる?! 時間切れを狙ってる?!

 しかし、彼女はおばさんの横やりを気にせず、
 孤独な戦いに集中し、ひたすら麺を食べはじめた。
 まわりの目を一応、気にしているのか、食べかたはきれいである。

 いつのまにか、店主はどこかへ行ってしまった。
 おばさんは2メートルほどはなれて、
 店の壁に貼りつくようにして彼女を見守る。
 おばさんにも緊張感がうかがえるが、ほかの客の注文は
 全部出してしまったし、新たに客も入ってこない。
 やることがないので、店内をブラブラしながら彼女をうかがっている。

 N氏のそばにやってきたので、聞いてみた。
「(あれ)何人前ですか?」
 おばさんは顔をしかめていった。
「8人前」
「うえ~」
「ねえ」
 おばさんは、よせばいいのに、という顔をしている。
 今の若い女の子ったら、どうしてこんなことするのかしら、
 と呆れている様子もうかがえる。
 自分の店なのに、その部外者的な反応は興味深い。

 あとでHPを見てわかったのだが、
 挑戦料5千円、成功したら1万円の賞金ということだから、
 成功すれば差し引き、5千円の成功報酬ということなのだろう。
 男性20分以内、女性30分以内のルールで、
 過去の成功者は男1人、女2人だけらしい。

                 ~ To be continued
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土日は連休します。また月曜日にお会いしましょう。次回で完結!

投稿者 Napori Takao : 07:00 | コメント (0)

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