2008年06月09日
インナーワールドを体験せよ(五)
教室には10人ほどの振り子をもった人たちが集まっていた。
そして、「いつものように」振り子の練習がはじまった。
通常のテストのように、設問が書かれた紙をもらい、
その答えを振り子で当てるというものである。
はっきりとは覚えていないが、設問は頭で考えても
わからないような難解なものだったと記憶している。
N氏もテスト用紙をもらい、初心者用の振り子を借りた。
タコ糸の先に鉛がついているものである。
「糸の端をもって鉛をぶらさげてみてね。
まずは自分の名前で確認してみて。男性なら、
Yesのときにはタテに揺れて、Noは横に振れるから。
女性はその逆。たまに逆の人もいるけど」
ヨーコさんはいう。
さっそく、N氏は振り子をたらして質問した。
「私は男性ですか?」
だいじょうぶ? だいじょうぶ? まさかと思いつつ、
まともな答えが出てくれと祈る。
答えはYes。よかった……
N氏はこれに気をよくして、次々と振り子で問題を解いていった。
振り子を使うことで右脳を活性化させるのが目的なのだという。
結果は「まあまあの才能」ということであった。
その日は教室の生徒さんを取材し、
夕食をごちそうになって現地に一泊。
そして翌朝をむかえたとき、N氏はある異変に気づいた。
~ 次回へ続く
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