2008年05月26日
オタクのA子ちゃん(3)
「いつも来てる人はさすがだね、どこになにがあるかわかってるんでしょ、
入ってきて一直線に目的のフィギアの棚に直行してたよ」
「わかるわかる、ワタシもそう!ねえねえ、じーっと見てる人いた?
フィギア見ながらブツブツいってる人もいるでしょ」
「あ、それオレだ」
「キャハハ!」
「だってさ、下の階からのぼっていって全部見たんだけど、
エッチなフィギアもあるじゃん。それみたらさ、
『うわ、こういうのあり? こういうのがいいの?』って、
だれに話してるのかわからないけど、ついブツブツいっちゃったよ。
あれはちょっと衝撃的だな」
「ああ、女の子がへんなポーズしてるのでしょ?」
「過激だよなあ。人形にかわりはないのに」
「好きな人は好きなのよ。一般に売られてるのじゃなくて、
世界に一体しかないってのもあったでしょ?
専門にそれだけをだれかが作ったってヤツ」
「あ、仮面ライダーとか、ヒーローものでしょ」
「そうそう」
「でもオレがよくわかんないのは、首とか腕がもげてるのに
限定品とかで売られてて、何万もするのがあったけど」
「買う人がいるのよ」
「首がないフィギアを?!」
「そういうもんなのよ、マニアには」
「わかんないなあ」
「ワタシさ、今度、ケンシロウのフィギア買うんだ。
この前、北斗の拳はまっちゃったのよ。ワタシ、リアルタイムで
観てないんだけど、このまえはじめてテレビシリーズ全部借りて
観たらさあ、おもしろくてさあ! TUTAYAで延滞料金3千円くらいかかっちゃった!
映画も見たけど、声は阿部寛よりやっぱり神谷明じゃないとあの迫力はないよね!
あ、筋肉マンの消しゴムも欲しいなあ!
あれ高くてさあ、でもすごく欲しい~!」
絶句するN氏。
「メイド喫茶いったことある? ないの? 行きなよ、行くべきだよ!
絶対楽しいよ! 女の子がいっても楽しいんだよ!」
A子ちゃんの話は止まらない。
The End
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