2008年03月24日
霊能力を体験せよ(弐)
先生は笑いながらいう。
「まあ、ウチにきても私の能力がどんなものか信じられず、
疑ってかかっているようでしたからね」
「そんなあ」
一気にテンション下がるN氏。
「だいじょうぶですよ、Nさんは信じてないわけじゃないでしょ?」
「は、はあ」
同行した編集者、締切氏も目を見開いていたが、
次の瞬間、口を開いた。
「危険そうだからやめましょうか」
N氏はこの言葉を待った。ところが……
「私は先生にやっていただいているところを
写真撮らせてもらえますけれど、私は、だ、だいじょうぶですよね?」
あ、自分の心配?!
「もちろん、だいじょうぶですよ」
自分だけほっとする締切氏。
N氏の青い顔を見て、先生は安心させるようにいった。
「だいじょうぶですよ。ふつうに目をつぶってれば」
「そうですよ、Nさん」
締切氏も含み笑いでいう。
ライターという職業は、テレビで体を張る
お笑い芸人と大差ないと思うこともある。
先生はなにかをふと思い出した。
「あ、それからアタマから煙が出ることもあります」
「えっー!!!」
「まあ、悪いエネルギーが出るんでしょうね。
こう、白いのがアタマのてっぺんから立ちのぼるというかね」
「た、立ちのぼっちゃうんですか?!」
~ 次回へ続く
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