2008年03月13日
ママと男の子(2)
執拗なママの尋問。
「その、いけない人ってのはなに?」
つらそうに答える男の子。
「先生が黒板に名前を書くの」
「なんで名前を書かれるの?」
「『いけない人』だから………」
「なにがいけないの?」
追いつめられる男の子。
澄んだ瞳に動揺が揺れる。
「だから、なにがいけないの? はっきり言いなさい!」
「……黒板消しを手でパン! って叩くとか、
先生が話をしてるのに、しゃべってるとか、してるから」
「それに書かれたの、大輔(仮名)?」
「うん」
「なんで?」
「………」
「なんでなのよ?」
うつむく男の子。やっと声を出した。
「しゃべってたから」
「大輔、あなた班長なんでしょ? 班長なのにしゃべってたら、
それはいけない人になるじゃないの」
「……うん」
「それは何人くらい書かれるのよ?」
ママはほかの子との比較検討態勢に入った。
~ To be continued
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投稿者 Napori Takao : 07:00