2008年02月22日
私は認めたくない女(1)
N氏はひさしぶりにある出版社へ出かけた。
すると、体調不良でずっと休んでいたAちゃんを発見した。
「よ~、Aちゃん、久しぶり~!」
「あ、ナポリさん、久しぶり~!」
「会社休んでたんだって?」
「うん、そうなの。半年くらいかなあ~」
「体こわしたの?」
「ちがうの!」
彼女はキョロキョロあたりをみまわし、
人がいないのを確認してから、小声でささやく。
「なんか私、このままでいいのかなあ、なんて思っちゃってさ」
「どうしたの?」
「もう若くないし、独身だし、この先どうなるんだろうなんて
いろいろ考えちゃって、田舎帰ってたのよ」
「なんだよそれ、そんなこといったらオレだって」
「男の人はいいのよ!」
「そういうもんか?」
「でもさあ、田舎にずっといたら、やっぱり退屈で
東京がよくなっちゃって、社長に
『復帰させてください』って電話しちゃったの」
「そうか。ここの社長はやさしいからね。まあAちゃんが性格いいから
じゃないの? とにかく、元気になってよかったじゃん」
「ありがと。でも、さあ」
ここで、彼女はまたしてもあたりをみまわし、
注意深く、小声でささやいた。
~ To be continued
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多忙につき、土日連休いたします。みなさん、また月曜日にお会いしましょう!
投稿者 Napori Takao : 07:00