2007年12月28日
頭髪への執着(3)
床屋の店主は続ける。
「私の知ってるのは錠剤です。1日1粒飲むだけ。今は病院にいけば
1回の診療で××粒出してくれるそうですよ。1粒××円!」
そこで店主はニヤリ。
「ところがね、これはリバウンドがあるんです」
「リバウンド?」
副作用ではなく、リバウンド?
「ある日、飲むのをやめたとするでしょ。
そうすると、髪が一気にどさっと抜ける!」
「うえ~」
自分の髪がそのようになった状態をイメージして、思わず背筋が凍る。
「だから、飲み続けなきゃいけないってことですよ、フフフ」
自分が50代で、髪がフサフサなのをいいことに、楽しそうに笑う。
「それにしてもご主人は髪の毛、しっかりしてますよね」
「私はずっとあるシャンプーを使ってるんでね」
「そのシャンプーって」
「それが高いんです。1本2万円を1カ月かけて使わなくちゃいけない。
それだけやらないと、効果がないってことです。
これも生えてくるというより、今あるのを抜けないようにするやつ」
思わずため息をつくN氏。
「けっこう高いですね……」
「でもね、いろいろやり方もあるんです。2万円というのは、
そのメーカーで最高レベルのシャンプー。だから、この会社が
出してるシャンプーの成分がレベルダウンしたやつと併用する
わけですよ。たとえばお客さんだったら、この前頭葉のところと、
頭のてっぺんだけに高いシャンプーを使えばいいわけ」
「なるほど」
「ああ、でもこっちも頼りないなぁ~
両サイドや後頭部なんかも、赤ちゃんサルだね」
「…………」
「私なんかは、もう20年使ってますから、1本4000円の
レベルダウンしたやつでも、ほらこの通り! フサフサ!」
「ハイハイ」
「でもね、まだ方法がないわけじゃない」
「どんなですか?」
ふたたび色めきたつN氏。明るい展望は開けるのか。
~ To be continued
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★話の都合上、今週だけは31日までお休みなしでいきます!
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投稿者 Napori Takao : 07:00