2007年12月01日
あとがき
最後までおつきあいいただいたみなさん、ありがとうございました。
「実録・真夜中の日雇い野郎たち」、とうとう完結しました。
わずか3日間の体験、またその場限りの仕事という特殊性もあり、
飯場のように、さまざまな人に出会いコミュニケーションを
もつところまではいけませんでした。
むしろ、本編でも登場するように、雇用主の意識や雇用条件と
働く側の求めるものがあまりにもかけ離れているのを痛感しました。
これが会社なら、べつの会社に就職活動(それもたいへんな
時代ではありますが)をすればいいのでしょうが、
彼らにはその選択肢はありません。
人材派遣から人材派遣へ、の繰り返しなのです。鬱屈した不満を
抱えたまま、まじめに、誠実に働く人もいましたが、いつのまにか
人間の情緒を失ってしまったような人もいて、彼らと接していると
とても複雑な違和感を持ちつつ、自分も長くここにいれば
こうなってしまうかもしれない、という危機感を感じたものでした。
もちろん、ここで書いたのは深夜労働の状況なので、
すべての日雇いの人たちにあてはるわけではないと思います。
さて、すごく大きな盛り上がりがなかったかも? しれない、
本シリーズ、楽しんでいただけたでしょうか。
「実録・タコ部屋の19歳」、「実録・真夜中の日雇い野郎たち」の
2作でナポリタカオの肉体派シリーズは終了です。
重い作品を続けすぎたので、このブログ本来の明るいカラーが
薄まりましたが、今後はひとまず、「トワイライトニュース」の路線にもどります。
新・トワイライトニュースとして、タイトルも新たに
(仮)「タルタルソースはサラダです」を再開したいと思います。
ちょっとだけ? 若槻千夏を意識してみました。
肉体派シリーズの重くブルーな文体に慣れてしまった方は
ちょっと落差が大きいかもしれませんが、
これもまたナポリタカオの反対側の持ち味、というより、
ふだんはこれが私なので、ご理解いただければ幸いに思います。
最後までおつきあいいただいて、ほんとうにありがとうございました。
次回からのシリーズも、よろしくお願いいたします。
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投稿者 Napori Takao : 07:00