2007年11月17日
真夜中の会話
12時に1時間の休憩が告げられた。休憩室に向かう途中、
ふたたび、冷蔵庫の片隅にある大量の鶏肉が入れられた
ビニール袋を目にした。数時間前からずっと置かれたままだ。
大量の鶏肉の袋から血が流れ出して、あたりの廊下が赤く染まっていた。
殺人現場とはこんなだろうか、とぼんやり思う。
長靴で血を踏まないように注意して歩いた。
休憩室についてから、残しておいたおにぎりを食べていると、
若い連中がいつのまにか、いなくなってしまった。
どういうことなのだろう。新入りはいつも事情を知らされず、
置いてきぼりだ。仕事に関係しての変更でもあったらまずい。
あとで文句を言われても気分が悪いので、私は野沢を探した。
ロッカーそばで野沢を見つけたので、聞いてみた。
「あの~、みなさんいませんけど、まだ休んでいていいんでしょうか?」
「あ、またあいつら7階で休んでるな」
野沢は思わずひとり言をつぶやいて、ちょっと顔をしかめた。
が、すぐに笑顔を見せた。
「ああ、いいんですよ、1時までですから」
飯を食うとまったくやることがなかった。
野沢はむこうの事務室の机で書きものを続けていた。
休憩室に新たに2人が入ってきた。ひとりは眉の濃い、
30くらいの男で、もうひとりは35くらいの太った男だ。
がらんとした室内で、彼らは私の存在を気にしながらも、
あえて無視していた。こんなこともあろうかと、
読んでいなかった2日分の朝夕刊を持ちこんで読み出した。
眉毛男がしきりに太った男に話かけている。
「スキューバかあ、いいなあ、ネエちゃんいっぱいでしょ?」
「まあけっこう、25くらいが多いかなあ」
「ああ、たまんえねなあ!」
眉毛男は声をはりあげた。
日雇い3日目22:30-00:20 ~ To be continued
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そろそろ、このシリーズも終盤です。
肉体労働ネタはこれで完結して、ニュースネタを再開したいと考えています。
またよろしくお願いしま~す。
明日はお休みします。みなさん、いい週末を!
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