2007年11月10日

防護服

「わからなかったら、とにかく、ぐるっとまわればいいから。
 そこから階段あがって6階に行ってください。6階にあがったら
 C運送の人探して、『ホイホイサービスから来ました』って言って
 くれれば、C運送の人がタイムカードとか、いろいろやってくれるから」
「C運送、ですか?」
「そう、よろしく」
 大杉は連絡事項だけ伝えると、さっさと電話を切った。
 Bスーパーに行くが、仕切っているのはC運送の責任者なのか。

 息を切らしながら6階まで階段をのぼった。
 ここまできて「遅刻扱い」にされてたまるものか。
 6階にとびこみ、ドアを開けると段ボールが高く積まれた部屋に出た。
 奥に机があり、若い男が書類になにかを書き込んでいる。
 私は男に声をかけた。
「失礼します、ホイホイサービスから来ました」
「はい、それじゃこっちで着替えをしていただけますか」
 男は電話を受けていたのか、愛想よく答えた。
「これを着てください」

誰かが着たあとの白の作業着の上下、防寒着の上下、帽子を渡され、
新品で使い捨てのマスクと、シャンプーハットのような帽子を受け取った。
そこへ45くらいの男がひょっこり顔を出した。
ハットをかぶったままなので、どことなく滑稽だ。

 私はあわてて挨拶した。
「おはようございます」
 男はちょこんと挨拶をした。
「ホイホイさんの方ですね」
「はい、名堀です。よろしくおねがいます」
「私、C運送の野沢と言います、よろしくおねがいます。
 じゃ、あっちの休憩室で待っててもらえます?」

       日雇い3日目19:50-19:55 ~ To be continued
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投稿者 Napori Takao : 07:00 | コメント (0)

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