2007年03月26日
量販店Kの街頭ビンゴ大会(3)
えっ、もう当たったの?!
羨ましさを丸出しに、みんなが覗き込む。
30代半ばくらいの茶髪の男。人のいいホリエモンといった雰囲気だ。
彼は照れくさいのか、ペコペコしながら空気清浄機を受け取る。
あ~もうろくな商品は残っていないだろうな……
客にそんな空気が流れはじめた。
だれかが帰り出したら、みんな帰るかもしれないような雰囲気。
とうとう、若い家族連れの幼児が泣き出した。
ビンゴが当たらないのが、悔しいらしい。親がなだめる
険悪な空気を必死に破ろうと、主催者が声を張り上げる。
「さあさあ、まだまだいきますよー!
2位はなんでしょうか、そうです、これ! お米です!」
お米! 微妙だ……とN氏が思っていると、
おばちゃんたちが本音で騒ぎ出した。
「何キロあんのよ?」「どれどれ?」「あ、今ちょっと見えたけど小さいよ」
「え~もう帰ろうかあ」「いいじゃないの、アタシは楽しくなってきたよ」
「でも寒いし、早くしてよぉ! 9時にご飯食べなきゃ困るんだよ、私」
まだ言ってる中年の娘。
ふたたび、ビンゴがまわり、何回か過ぎたところで、声がかかる。
「ビンゴ!」
やられた! しかも「9時にご飯食べなきゃ困る」娘だった!
「やった! やった! やった!」
娘は大喜びで米を受け取りにいく。
が、もどってくるとテンションがちょっと落ちている。
手にかかえられていたのは、いやらしくも金色の袋に入った米だ。
が、小さい。
「3キロしかない……」
「いいじゃないの、ただなんだから」「お米はお米! 助かるよ!」
たしかに、それで「9時にご飯が食べられる」じゃないか。
なだめられる娘は奥へ引っ込んで、今度は母親が当たるのを待った。
さて、これで目玉は終わりだ。
もう帰ろうかと民衆がソワソワしはじめたところへ、主催者の声が響く。
「続きまして、3位は××××です!」
えっ、今なんて言った? 聞こえない。
あ~気になる、気になる、気になる……
米の下だから、ろくなものじゃないのはわかってるけど……
To be continued
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コメント
BINGOでるといいですね!
明日が楽しみです。
投稿者 MAIA : 2007年03月26日 16:34
MAIAさんへ
コメントありがとうございます。
ひっぱりすぎですみません。
明日で完結しますので。
ビンゴは1日に何回かやるって言ってましたから、
たぶん、何回も行ってる人いますよ。
ボクはもちろん1回だけですよ、ホントに。
投稿者 ナポリタカオ : 2007年03月26日 16:45