2007年02月03日
情けないカネ貸しについて話す、カネ貸したちの話(1)
夕暮れのドトール。
30代の社員数人と50代の社長の会話が店内に響いている。
社長「まったく山田(仮名)のヤツ、どうしようもねえよな~
あっちこっちからカネ借りまくって、ニッチもサッチもいかねえってのに」
社員A「あの人はこっちからひっぱっておいて、
自分のお客に貸しちゃうんですからね。
相手がほっとする顔を見るのが好きらしいんですよ」
社長「いくら利息が取れるからって言うけど、考え方がまだバブルなんだよ、
まったく。あいつの財産って言ったら、もう自転車だけだぜ、ガハハ!」
社員B「どうするんですか?」
社長「また、あいつの実家と交渉するしかないよ。
実家の資産を元手に商売やってんだからさ」
社員A「でも、前に交渉したじゃないですか。
お母さんにワンワン泣かれちゃって、まいりましたよ」
社長「あのときだっておかしいんだよ。山田のヤツ、おふくろなだめたりしやがってさ。
『お母さんが心配することないよ、オレが全部、カタつけるから。
なにも心配することないよ』なんて言ってたけど、
結果的に返せねえんだからよ、このままどんどん膨れあがったら、
いくら実家が金持ちだって大変じゃねえかよ」
社員B「そうですね……」
社長「だからさ、オレの考えとしてはさ、オレたちのビジネスとか、
そういうことじゃなくてさ、あいつのおふくろさんに
『息子さんのために力貸してもらえませんか? お願いします!』
っていうふうに、もっていきたいんだ。あくまでもオレたちが金返せ、とか、
そういう理屈じゃないよ。あいつのため。実際そうなんだから!
とりあえず800万出してもらうようにもっていこうよ」
社員A「全部でいくらでしたっけ?」
社長「まあ、1500万とれればいいんじゃないか?
1500万あれば、大手を振って歩けるよ」
社員B「そうですね……」
To be continued
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