2007年01月31日

ジャズライブの夜(2)

きた!
「Verry Little」
とっさに答えたが、これでよかったのだろうか。
たしか、このまえ新聞の英会話コーナーで、
この答えかたがいちばんいいと書いてあった気がする。

彼らはウンウンとうなずいていたが、意味ははかりかねた。

ふたりの男性は30代半ばぐらいだろうか。
メル・ギブソンとブルース・ウィルスに似ている。
実はあとで名前を聞いたり、名刺をいただいたりしたのだが、
ここはわかりやすく、メルとブルースの記述で統一しよう。

おたがいの名前を述べあったりして、
「Nice meets you」
 などと知ったかぶりをしていたら、ブルースが話しかけてきた。
「私、日本で仕事してます」
 日本語だ!
 やっぱり、コイツの英語はダメだと、思われたのかもしれない。

 がっかりしながら、ほっとする。

「そうだったんですか。日本は何年くらいですか?」
「7年です」
 彼は先日、母国、イギリスで結婚式を挙げたという。
 バインダーを出して、A4サイズにプリントアウトした
 日本人の奥さんの写真を見せてくれた。

さらに携帯で撮った愛猫の写真を見せながら、
日本の歌では「演歌の中島みゆき」が好きです、などという。
彼には「演歌とポップスの境界線」は判断しずらいようだ。

「日本って、どんな国だと思います? へんな国ですか?」
 あとから考えてみると、それこそへんな質問だが、彼は即答した。

「いえ、イギリスのほうがもっとへんですよ。
 結婚式で帰ったときに聞いたんですけど、向こうでは今、
 若い人たちの間で、Slap(平手打ち)が流行しているそうです。
 むこうから歩いてきて、知らない人をいきなり平手打ちするそうですよ」

「へえ~」
 オーストラリアではどう? と、ブルースがメルに聞く。
 「オーストラリアのバカはもっとひどい。いきなりパンチだぜ。
 あそこに座っているピアスに黒サングラス、帽子みたいなヤツ(オアシス風)がね」
 メルは奥にすわった男をちらっと見た。

                            To be continued
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投稿者 Napori Takao : 09:58 | コメント (0)

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