2007年01月20日

寝かせてもらえない床屋(2)

この話は前作(1)から続いています。
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ご主人はN氏の頭皮をぐりぐりいじりながら、言う。
「こういう、くせっ毛は遺伝ですからねえ、ハハハ。
残念ながら私らは髪の生えかたまで直せないもんですからね、
変えたけりゃ、医者にいってアタマの皮をはいでもらって、
きれいな方向に生えるように植毛でもしてもらわないとね~

そんなことしてくれるの、聞いたことないけど、ハハハ!」
人の髪だと思って、愉快そうだ。

「だからお客さんの場合はね、カッコいい髪型とか、
 もう生まれながらにムリだってことですよ」

「……(なかなかキツイじゃないか)」
「ほんとは横わけもできない。ほら、ここからわけようとしても、
 こっちの毛がこんなほう向いちゃって無理でしょう。
 だからといって、オールバックにすれば頭のてっぺんが浮いちゃうし、
 髪型なんかいじれない。これはほんとうにどうしょうもない、ハハハ!
 それとね、今までみたいなパーマもダメですよ」

「えっ? ダメなんですか」
「そりゃそうですよ。てっぺんなんか、もうだいぶ薄くなっちゃって
「……はい」
「ほら、ひっぱると抜けちゃいそう。自分でも心もとないのがわかるでしょ。
 サイドにくらべたら、根っこの強さがないし、
 毛がぜんぜん細い! すご~く心もとない! 抜いてみますか?
「い、いいです! もう、わかりましたよ!」

「まあしょうがないから、せめてこのへんからわけて、
 てっぺんは右側に流すようにしますよ。
 でもね、ここが5ミリ長くてもおかしいんだな、これが。
 それはね、日本人の頭蓋骨の形にも関連してるんです。
 日本人の頭蓋骨の形は西洋人の洋ナシ型と違って、
 絶壁なんです。だからその頭蓋骨の形に合わせて、
 バランスのいい髪型の土台を作る必要があるんですよ!」

眠い。だが、薀蓄は続く。
そしてこのあと、オヤジトークは大爆発するのである。

                           To be continued
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投稿者 Napori Takao : 11:36 | コメント (2)

コメント

床屋のオヤジの薀蓄は余計なお世話?

ところで、昨日はありがとうございました。
楽しんでいただけましたでしょうか?

また、来てくださいね。

投稿者 MAIA : 2007年01月20日 13:03

MAIAさんへ

コメントありがとうございます。
こちらこそ、ありがとうございました。
演奏はすごかったですね。圧倒されました。
オーストラリアの人とイギリスの人と
いろいろお話もできて楽しかったです。
エピソードの顛末は数日後にブログに書きますね~

投稿者 ナポリタカオ : 2007年01月20日 13:32