2007年01月15日
多摩川を流されていくモノ
読者のみなさんはたったひとつの言葉に
アタマを悩ませられた経験はないだろうか。
N氏は先日、多摩川の河川敷ですれ違っただけの、
ある女性の言葉に一種の感動を覚えてしまった。
60代のおばちゃんである。
彼女はママチャリに乗っていて、その前には
40代の息子? が同じくママチャリで走っていた。
前を走る息子がおばさんに声をかけた。
「デブなんだからさぁ、もうちょっと気をつけろよ」
すると彼女は言った。
「私はデブったって、まだ第2水門のとこだよ!」
えっ?!
デブの第2水門って、どこだ。
比喩として使ったのはわかるが、
デブの定義に水門がいくつかあるなんて!
ビジュアルで置き換えてみた。
おばちゃんの頭には多摩川をたくさんのデブが流れてくるイメージがある。
第1水門は小太りな人を選り分けて、第2水門へと流す。
第2水門はさらに太っている人を選り分けて、第3水門へ。
おばちゃんはちょうど、その第2関門に
「かろうじて引っ掛かっている状態」なのだろう。
だからこそ、そこから鮭のように川をさかのぼり、
いつか第1水門にたどり着き、審査を受け、
晴れて水門の向こうに行く日を夢見ているのだろう。
はかない女心。その日はおそらくこないのに。
それにしても、彼女がイメージする、
肥満の人の最終地点が海とは、どういう状態なのか。
海でそんな人がいっぱい泳いでいるのか。
なかには鯨みたいな人もいるのか。
魚といっしょに網に生け捕りにされてしまったりするのか。
そう考えると、なにやら多摩川がおそろしい川に見えてくるのだった。
The End
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コメント
デブがどんどん流れて行って河口を通過した挙げ句
太平洋を北上してアザラシの一種に進化するのかも知れませんね。
投稿者 fuk : 2007年01月16日 00:58
fukさんへ
コメントありがとうございます。
うわっ、すごいですね。
北極で白クマに食べられちゃったりして……
みなさん、気をつけましょうね~
投稿者 ナポリタカオ : 2007年01月16日 11:26