2006年10月27日
迷いと幻覚
「本音と建前」は日本社会で、よく日本人を語るときに使われる。
心の中を知ってみると、意外と日本人はこのギャップが少ないことに気づいた。
アメリカ人は日本人を評して言う。
「シャイで言いたいことをきちんと言わない。ステレオタイプだ」
しかし、私は思った。
日本人は両者の間でバランスをとろうとするので、
行動自体があいまいになってしまうのだ。
でしゃばりすぎず、他人の意見を聞こうという姿勢は悪いことばかりではない。
もし日本人から本音と建前を取ってしまったら、
日本人はアメリカ人がひどく傷つくような恐ろしいことを、
平気で口にして行動に移すだろう。
宗教的な問題が背景にあるのかもしれないが、
むしろ、アメリカ人のほうが本音と建前を持てないために、
自分という存在がどこにあるのかわからず、迷っているように感じた。
おもしろいことに、同じアメリカ人でも音楽ひとつでも
「素直に受け止めよう」というタイプの人は、そのような傾向が少なかった。
本音を隠し、社交辞令で生きる人の多いアメリカ社会の一面が見えてきた。
しかし、初めて顔を合わせた相手からも、
嘘を感じ取ってしまうような、自分の敏感さにはとうとう疲れ果ててしまった。
他人の人間関係が悪化し、エスカレートしたときも悪い振動が伝わってくる。
私は許容量を超えておかしくなりはじめた。
幻覚を見るようになった。
だれかと会うと、その人の頭のまわりに小人のような存在が見える。
彼らはわずか1センチほどで、蟻のようにウジャウジャと、せわしげに働いていた。
私は気が狂ってしまったんだろうか。
それからしばらく、人と合わないことに決めた。
電話がかかってきても無視して、アパートにひきこもった。
心の整理整頓をしなければならなかった。
心理学、宗教など、さまざまな本を読んだ。
しかし、なかなか好転しない私を心配して、
友人たちはさまざまな「治療」を勧めるのだった。
To be continued
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コメント
こんばんは。
>だれかと会うと、その人の頭のまわりに小人のような存在が見える。
エンジェルだったらかわいいのに・・・♪
知人は10年ぐらい前、末期ガンで、病床に伏せっていたとき、
毎日夢を、夢うつつで見ていたそうです。
あまりにいつも同じなので、それを書き出し、奇跡的に回復したのち、アメリカの大学に提出しました。
結果理学博士、医学博士となったのです。
この彼には、エンジェルがずらっと後についているそうです♪
投稿者 ひまわり : 2006年10月28日 00:24
ひまわりさんへ
コメントありがとうございます。
それはまたすごい話ですね~
そういう治療効果があるんでしょうか。
「エンジェルがついてる」姿を見てみたい~!
投稿者 ナポリタカオ : 2006年10月28日 12:06
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