2006年10月16日
魔物の襲撃
「あっ!」
びっくりして思わず叫んだつもりなのに、声にならない。
すでに私は体内から抜け出て、天井に張りついていた。
異次元の働きなのか。周囲の音が消えて、静まり返っている。
どうしよう……
起きて遊んでいる友人2人は相変わらず、愉快そうに大声で笑っている。
私の異変にまったく気づいていない。
天井に亀裂が入り、赤い布キレのような物体が裂け目から現れた。
それはぐるぐるまわりながらどんどん大きくなっていく。
見ている私は胸を締め付けられるような、息苦しさを感じた。
やがて、布キレは赤いマントを羽織った老婆に変身した。
耳元まで裂けた魔物の顔だった。老婆が青白い目を光らせた。
私をめがけて、斧か鎌のような武器を振り上げ、どんどん迫ってきた。
たいへんだ……
早く自分の体にもどらなければ、殺されてしまうかもしれない。
体の自由が思うようにきかなかったが、なんとか天井を逃げまわる。
斧をもった老婆は追いかけてきた。逃げながら、
もうひとりの自分が横たわるカウチを見下ろした。
自分の身体なのに、とても遠い存在に思えた。
これではそのうちに老婆につかまってしまう……
カウチで横たわる自分の身体にもどりたいと念じて、
力のおよぶ限りの声で叫んだ。
「助けてー!」
しかし、声にならなかった。焦れば焦るほど、自分の身体は遠ざかる。
ふたたび老婆は鎌を振り上げた。今度こそおしまいだ……
そのとき、どこからともなく、鐘を鳴らす音と声が聞こえた。
「逃げろ!」
その瞬間、自分の身体が閃光を放った。
魔物が驚いて、思わず遠のいた。すると雷鳴が遠くから
轟音を立てて体に入ってきた。グワン、グワン、グワン……
その音は体全体にわたって響き、まもなくすっと消えた。
なにが起きたんだろう……
なにがなんだかわからないまま、ハッと目が覚めた。
カウチで寝ている自分の体にもどっていた。
Tシャツが汗でびっしょりだった。
To be continued
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆人気Blogランキングに参加しています。←クリック、よろしくお願いしま~す
霜月MAIAさんバージョンで同じものをやっています。→こちら(恐怖の瞬間)
昨夜、変な夢を見ました。
「草刈り日本一決定戦」の出場者にボクが選ばれていて、
なぜか野球の清原選手もいて、4人くらいの選手が
妙な機械に乗り込んで、延々と田んぼの草刈りをするんです。
村人がすごい集まっていて、楽しそうでした。
大会が終わったら村の体育館で「Shall We Dance?」
なぜかボクだけ、赤い海水パンツをはいて……
コメント
怖い体験しているんですね。逃げようにも逃げられないんですもんね。
投稿者 団塊世代が心と身体とお金の健康を考える!byヤスオ : 2006年10月16日 18:29
こんばんは。
幽体離脱ですね。
魔物の襲撃、怖いですね。
危機一髪体に戻れてよかったです^^;
投稿者 ひまわり : 2006年10月17日 00:08
ヤスオさん、ひまわりさんへ
コメントありがとうございます。
MAIAさんのお話に出てくる、離脱するときの
ゴーという轟音、というのはわかる気がします。
昔、バイトでガードマンやったときに
ペンキ塗りたての部屋に寝たら、夜中にゴー!が起きて、
鼓膜がすごく圧迫されて、体が抜け出すような感じがしました。
こわかったので、「踏みとどまらなきゃ」と意識したので、
それ以上なにも起きませんでしたけど。
あ、これって、離脱じゃなくて、ただのシンナー中毒?
投稿者 ナポリタカオ : 2006年10月17日 11:17
コメントを送ってください