2006年09月23日

どくだみちゃん(1)

N氏は今年の夏、スーパーで緑茶を買おうとして、
横にあった「どくだみ茶」を見かけ、なつかしさにかられた。

子どものころ、父が突然、「健康のために」と、
庭にどくだみの種をまいたことがあった。
摘み取って干した葉を煮出し、冷蔵庫で冷やして飲むのである。
「毒を出すから、どくだみだ」
などと言いながら、父はその黒いお茶を顔をしかめて飲んでいた。
N氏は最初口にしたとき、そのエグい味覚に顔をしかめたが、
2度目からは、その苦さが心地よく感じられた。
ちょうどビールのように顔をしかめて「うい~!」の感じだ。

ところが、すぐに父はもちろん、家族中が飽きてしまい、
敬遠されがちになり、N氏の説得もむなしく、
「どくだみ茶」は短期間で冷蔵庫から消えた。
庭の一部に茂ったどくだみも、
「ヘビがくるから」という理由ですべて刈られてしまった。
子ども心に、とても寂しかったのを覚えている。

そんなことから今年の夏は「どくだみ茶」に挑戦したのだ。
さっそく、やかんに入れて煮出し、飲んでみた。
ちがう……
こんなに上品な味ではない。色はもっと黒々してるはずだ。
たしかにクセのある味はするが、かつて自宅の庭で繁殖した
ほぼ雑草のどくだみと比べると、存在感がスカスカなのだ。

袋には「厳選した茶葉」などと書いてあるのだが、
食いモノに優等生などいらない
妙な農薬を使わなければそれでいいのだ。
しかし、なにしろどくだみだけに、そうでも書かないと、
「道路脇に生えてるの、摘んでるんだろ?」
と言われかねないのだろうか。

ともかく、本来の野生の味とはほど遠いが、
風味は気に入ったので、それから続けて飲み続けた。
やかんで煮出して冷やすという作業は、案外めんどうだ。
やかんをこの作業にとらえてしまうと、ほかにいろいろ支障をきたすようになる。
次回はその生活ぶりをお伝えしてみたい。

             To be continued
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最近、お酒がきっかけの事故や逮捕が多いですね。
ふだん鬱屈したモノを抱えてる人は、出ちゃうんでしょうか。
ボクはそういうのがないので、飲むときはただ楽しいです。
もうお昼ですが、みなさん、いい週末を!


投稿者 Napori Takao : 12:26 | コメント (9)

コメント

私も子供の頃よく母親に飲まされましたよ。
やっぱり慣れる頃には飽きてしまいました。
「まずい!」と思ってもそれをクリアする事に熱中するんですよね。

投稿者 fuk : 2006年09月23日 15:33

fukさんへ

コメントありがとうございます。
お、飲んでましたか!
やっぱり、庭とかそのへんの山に生えてるヤツですかね?
ボクは静岡、fukさんは名古屋生まれですが、
全国的にどくだみはどんな人が飲んでるんでしょうね。
ネットで見たら、愛飲してるのはご高齢の方ばかりのようで……

投稿者 ナポリタカオ : 2006年09月23日 16:54

こんばんは。
うちの庭(?)というか、生垣のきわというか、にどくだみが自生しています。
以前それをつんで、蒸し、乾燥させて、短くきり、お茶にしたことあります。
かなりの量をつくったのですが、結局1度も飲まずに捨ててしまいました。
飲んだら、どんな味がしたでしょうね。
ナポリさんのお父さんは、どくだみをそのまま干して飲んでいらしたんですか。
蒸さなくてもよかったのかなぁ~。。。

投稿者 ひまわり : 2006年09月23日 22:51

どくだみ茶は飲んだ事がありません。畑や家の裏に良く生えてきますが、あの手につく匂いに負けてしまいます。

投稿者 団塊世代が心と身体とお金の健康を考える!by ヤスオ : 2006年09月24日 17:39

ひまわりさん、ヤスオさんへ

コメントありがとうございます。
遅くなってしまってすみません。
実はモデムの調子がイマイチで、つながらなくなりました。
今だけ? ちょっとよくなったので、あわててコメントだけ入れた次第です。
明日は更新できるといいなぁ……

投稿者 ナポリタカオ : 2006年09月25日 20:42

私は名古屋ではなく三河です。
名古屋は商業の街ですが、海と山しかなくて米が穫れない国。それが三河。
それでも江戸時代の大名の70%以上を生産した国。それが三河。
また私の母親は静岡産です。
しかも清水港のある駿河湾付近で
うなぎとお茶にはうるさいはずなのになぜドクダミなんか飲ませたのか。
度々位牌に問いかけることもあります。
でも未だに応えはありません。

投稿者 fuk : 2006年09月26日 12:21

fukさんへ

コメントありがとうございます。
じゃあお母さんは桜エビにもうるさかったはずですね。
イルカも食べてるかも?

投稿者 ナポリタカオ : 2006年09月26日 13:15

イルカはですね、彼女(母)の幼少期はフライなんていう調理法はなくて
漁師からは「まずいからくうな」と言われたそうです。
なにせ戦火の中で生きた訳ですからね。
時期によっては地引き網でカツオかなんかが上がるのが楽しみで仕方なかったとか言ってましたよ。
大の大人の男が力合わせないと引き上げられない程かかったそうです。
普段は国道やトンネル建設の出稼ぎ朝鮮人の作る鍋をたかっていたそうです。

投稿者 fuk : 2006年09月26日 16:08

fukさんへ

コメントありがとうございます。
やばい、なんか「イルカ食ってました」と言えない感じに……
たぶんボクあたりが食卓に週1でイルカが載った最後の世代です。

投稿者 ナポリタカオ : 2006年09月26日 16:38

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