2006年06月27日

新品の服に振りかかる惨劇(1)

6月25日午後、東京の片隅でなんとも痛ましい事件が起こった。
世田谷区在住のN氏は先日、大人買いをした
新品の半袖シャツ(くわしくは「涙の大人買い」参照)の1枚を着て、
今やすっかりなじみとなった蒲田温泉へ自転車で向かった。
なにやら雨が降りそうな気配に、やや胸騒ぎを感じつつも、
新調した半袖シャツに心は晴れていた。

ブログの益々のメジャー化を祈るため、
途中で東急線多摩川駅前の浅間神社に立ち寄ったところ、
境内に「茅の輪くぐり」が設置されていた。
話には聞いていたが、実はN氏にとっては初めての体験だ。
期待と不安で胸がドキドキしてきた。
くぐりかたについて解説した看板を見ながら、
左からくぐって、右、最後にもう一度左、と確認。
うしろで待っていた中学生くらいの女の子に、
にこやかに見守られながら、たどたどしいN氏の
「茅の輪くぐり」の儀式は遂行されたのである。

参拝をすませ、もどってくると、ちょうど女の子が、
儀式を終えたばかりであった。
N氏が「うまくいったの?」などと声をかけると、
彼女は笑って「はい」と答えた。

やっぱり、参拝はいいな……
などと思いながら、神社を出てMy自転車にまたがったときだ。
ふと、さっきの光景を思い出した。
あの女の子、へんなくぐりかた、してなかったか?
最後に左側をまわって出てきたじゃないか。
だってあれは、左、右とまわって最後に左だから……
しまった! まちがえたのはオレのほうだ!
最後の半周をやってないじゃないか……

あれは厄をはらうためにやるものらしい。
あの儀式によって厄を置いてくるはずなのに、
オレは中途半端にやったために、まずいことをしたんじゃないか。
思えば思うほど、後悔、不安、疑念がふくれあがってくる。
今からもどってやり直せばいい。
いや、それは女の子の手前、大人として恥ずかしいだろう。
恥ずかしいといっても、そもそもオレが間違えたことを
見ていた彼女はもう知っているはずだろ。
いや、それでもやっぱり恥ずかしい。

そんな葛藤のあとで彼は結論をくだした。
「楽天的に考えよう。どうしても気分が悪ければ、
帰りにもう一度ここを通りかかるんだから、そのとき寄ればいい」
その儀式を安易に引き伸ばしたことが、
新品のシャツにまさかの惨劇を引き起こすとは思いもよらず、
XJapanの鼻歌を響かせ、N氏は温泉へ向かうのであった。

                  To be continued
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投稿者 Napori Takao : 11:12 | コメント (4)

コメント

こんにちは。
何がおこるんだろう、
ってドキドキしてました。
 To be continued

投稿者 ひまわり : 2006年06月27日 16:14

x_japanとはかなり高音階な鼻歌ですね。

投稿者 fuk : 2006年06月27日 18:42

新品のシャツにまさかの惨劇ですか?

新品のシャツが原因ではないですよね、シャツがきついから
茅の輪くぐりでシャツが破ける、そんな馬鹿な考えしか浮かびません。明日を楽しみにしています。
浅間山は私の幼い時の遊び場でした。生まれ育った大宮の氷川神社でも茅の輪くぐりはやっていますよ。

投稿者 団塊世代が心と身体とお金の健康を考える!byヤスオ : 2006年06月27日 19:47

ひまわりさん、ヤスオさんへ

コメントありがとうございます。
次で終わるか、3部構成にするか、悩んでいます。


fukさんへ

いいところをツッコンでいただき、ありがとうございます。
鼻歌とはいえ、顔をクシャクシャにしないと歌えないので、
通行人からへんな目で見られます。

投稿者 Napori Takao : 2006年06月28日 09:02