2006年05月15日
ラーメン僧・驚異の眼力
5月14日、午後1時頃、
大田区蒲田のラーメン店「こうや(味の解説はこちら)」にて事件は発生した。
この店では食券を買うと、すぐに受付のおばさんに渡す。
おばさんは細かな注文を聞いて、かたっぱしからボードにとめていくのだが、
混雑する時間には客が十数人もならび、空いた席から順にすわるので、
だれの食券かわかるように、客の特徴を書き込んでいるのではないかと推測される。
さしずめ特派員は「40代前半・男・青シャツ・パーマに寝グセ」である。
10分ほどで席はあいたが、なんと特派員の右隣に中年男ばかり、
自分も含めて6人もカウンターにならぶというわびしい光景となった。
おばさんなら特派員の右から順にこう書くだろう。
「メガネ・グレーのTシャツ」「黒ぶちメガネ・髪をとかさない井上陽水」
「坊主・半袖の上にボーダー模様のベスト」
「二人連れA・ニヤニヤ」「二人連れB・おニューの青Tシャツ」。
問題は井上陽水であった。ラーメンが運ばれてくると、
ズルズルボロボロ、ズルズルボロボロ! とすさまじい勢いでレンゲをすすりはじめた。
工事現場のような騒音があたり一面に鳴り響いた。その瞬間である。
となりの坊主が、ギロッ! と恐ろしい眼力で彼を見たのだ。
その眼力に恐れおののいた井上陽水は、
考えられないようなスピードでラーメンを「飲み込み」、
私たちがまだ半分も食べおわらないうちに逃げ出したのだ。
「陽水はただ腹が減っていただけじゃないの?」などという
読者のあいまいな推測はこの際、とりあわない。
おそらく坊主はなにかの超能力を使ったのである。
彼はニンニクやショウガをグチャグチャと丼に入れもせず、
背筋を伸ばし、レンゲと箸を優雅に扱い、
帰りにはきちんと「ごちそうさまでした」と軽く会釈して帰っていった。
まるで初夏の風に頬をなでられたかのような、爽やかさを残して。
ラーメン僧、明日はどこへマナーを正しに現れるのやら。
The End
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
人気blogランキングへ
↑ブログランキングに参加しています。クリックで応援いただけるとありがたいです。
投稿者 Napori Takao : 13:02 | コメント (2) | トラックバック (0)
コメント
こんにちわん♪西園寺です♪
コメント&トラックバックありがとうございますた♪
リンクの件は了解です♪
また、お時間に余裕があるときは小倉庵を
見て、生暖かい目で見守ってくださいまし♪
ご挨拶までに♪
投稿者 西園寺 : 2006年05月15日 16:08
コメントありがとうございます。
蒲田はいろんな店があっておもしろいですよね。
またTBさせていただくかもしれませんので、
蒲田ネタ、今後もよろしくお願いします。
投稿者 Napori Takao : 2006年05月15日 16:43
コメントを送ってください