2006年05月02日

(5)原稿を審査するシステムについて

これは「失敗しない自費出版のコツ」のシリーズです。
少しずつ改筆しながら全体をまとめていきます。
これまでのものはカテゴリーからご覧ください。
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(5)原稿を審査するシステムについて

多くの自費出版の出版社が「原稿を送ってください。
あなたの原稿を審査します」という広告を出しています。
原稿を送ってみると、やんわりとほめられて、
「お金を出せば出版ができますよ」という流れに導かれています。

4月26日の朝日新聞では「同社(碧天舎)が全費用を負担する企画出版の方は
編集者が厳しく注文をつけるが、自費出版の著者はとにかくほめて
出版を促していたことなどが明らかになった」とありますが、
これは自費出版なら当たり前です。出版社は営利企業です。
ほめて出版してもらわなければ会社が存続しないのですから。

私は巧妙なセールス文句や強引に相手を口説いたりしなければ、
このこと自体は悪いとは言い切れないと思います。
ほめる理由はもうひとつあります。
プロならまだしも、素人の方は自分の原稿をけなされたら
一度に自信を失ってしまいます。
私も過去に、送られてきた原稿に対する審査文や、
原稿の添削のお手伝いをしたことがあります。
この際、出版社によって、「とりあえずほめてください」
という要望のところもあれば、「ある程度ほめるのはしかたないとしても、
ダメなところはきっちり伝えてください」というところもありました。
このように、著者に対する向き合いかたに落差はあります。
碧天舎は残念ながら、前者でした。しかし、いずれの場合も、
現実の評価よりも「甘い」基準に立って審査の原稿を書いているのは事実ですから、
ほめ言葉を鵜呑みにすべきではないでしょう。
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投稿者 Napori Takao : 12:34 | コメント (0) | トラックバック (0)

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